小学館(2016) 【あらすじ&ひとりごと】 森見登美彦さんの『夜行』を読みました。 森見さんの作品は『聖なる怠け者の冒険』を読んで以来の二冊目です。 きっとまたあの独特の森見節なる言い回しで、読者の口元を綻ばせるような作品なのだろうと思っていまし…
『完訳グリム童話集(一)金田鬼一訳』その8 『野ぢしゃ(ラプンツェル)』〈KHM12〉 【あらすじ&ひとりごと】 昔、あるところに夫婦がいました。 二人は長い間子供を欲しがっていましたが、やっと望みが叶いました。 夫婦の家の裏側には、美しい花や野菜が…
創元推理文庫(2019) 【あらすじ&ひとりごと】 深緑野分さんの作品を読むのは、『この本を盗む者は』に続いて二冊目です。 以前、『ベルリンは晴れているか』が気になっていたのですが、大戦終結後の戦争小説ということもあり、手にはしませんでした。 でも…
筑摩書房(2013) 【あらすじ&ひとりごと】 岩城けいさんの作品は初読みです。 大学卒業後、単身渡豪された作家さんです。 本書は少し前に書かれたものですが、太宰治文学賞などを受賞され、芥川賞候補にもなったとのこと。 在豪中のご自身のご経験から書か…
岩波文庫(1979) 『完訳グリム童話集(一)金田鬼一訳』その7 『ならずもの』〈KHM10〉 【あらすじ&ひとりごと】 雄鶏と雌鶏のつがいは、山へ出かけ、クルミをたらふく食べた後、歩いて帰るのが嫌になったため、クルミの殻で小さな引き車を作りました。しか…