ふでモグラの気ままな日常

読書をこよなく好む早期退職した元公務員が、読んだ本の紹介を中心に、日頃気づいたことや感じたことなどについて、気ままにひとりごとを発信する雑記ブログ

【読書】『連続殺人鬼カエル男』『連続殺人鬼カエル男ふたたび』中山七里 著

宝島社(2011 2019) 【あらすじ&ひとりごと】 タイトルの「カエル男」と、その表紙の可愛らしさが目に付き、手にした中山七里さんの『連続殺人鬼カエル男』、『連続殺人鬼カエル男ふたたび』。 ところが、頁を開いて各章のタイトルを見るともう戦慄は始まっ…

【読書】グリム童話『三まいの蛇の葉』

『完訳グリム童話集(一)金田鬼一訳』その12 『三まいの蛇の葉』〈KHM16〉 【あらすじ(要約)】 あるところに、貧しい男がいましたが、貧乏がひどくなり、ひとり息子を養えなくなりました。息子は、これ以上父親の重荷になるのがつらくなり家を出ます。 こ…

【読書】『山亭ミアキス』古内一絵 著

角川書店(2021) 【あらすじ&ひとりごと】 「日常から逃げ出したいあなたへ」 「美味しいごはんと、不思議な従業員がお待ちしております」 そんな帯に目が留まり、手にした古内一絵さんの『山亭ミアキス』。 「ミアキス」って聞いたことがある言葉だなぁと…

【読書】『魔力の胎動』東野圭吾 著

角川書店(2018) 【あらすじ&ひとりごと】 定期的に東野圭吾さんのエンターテイメント性に富んだ作品を読んで楽しんでいます。 今回は『魔力の胎動』。『ラプラスの魔女』の前日譚です。 本作品は、五編からなる連作短編集で、四編までは鍼灸師・工藤ナユタ…

【読書】グリム童話『ヘンゼルとグレーテル』

『完訳グリム童話集(一)金田鬼一訳』その11 『ヘンゼルとグレーテル』〈KHM15〉 【あらすじ(要約)】 どこかの大きな森の入り口に貧しい木こりの夫婦とヘンゼルとグレーテルという名の兄妹が住んでいました。 生活は苦しく、パンすら手に入らなくなり、あ…