ふでモグラの気ままな日常

読書をこよなく好む早期退職した元公務員が、読んだ本の紹介を中心に、日頃気づいたことや感じたことなどについて、気ままにひとりごとを発信する雑記ブログ

2025-03-01から1ヶ月間の記事一覧

【読書】グリム童話『おやゆび太郎、修業の旅あるき』

『完訳グリム童話集(二)金田鬼一訳』その47 『おやゆび太郎、修業の旅あるき〈KHM45〉』 あらすじ(要約) 仕立屋さんが息子を一人持っていました。息子は親指くらいの大きさしかないので、おや指太郎という名前がついていました。 けれども、太郎は勇まし…

【読書】『我々は、みな孤独である』貴志祐介 著

我々は、みな孤独である (ハルキ文庫) 作者:貴志祐介 角川春樹事務所 Amazon 【あらすじ&ひとりごと】 貴志祐介さんの『我々は、みな孤独である』 2020年に上梓された作品ですが、7年ぶりの長編だったとは驚き。そんな久しぶりとは。 初めて読んだ貴志さん…

【読書】『塗仏の宴 宴の始末』京極夏彦 著

文庫版 塗仏の宴 宴の始末 (講談社文庫 き 39-7) 作者:京極 夏彦 講談社 Amazon 【あらすじ&ひとりごと】 京極夏彦さんの百鬼夜行シリーズ『塗仏の宴 宴の支度』に続く後編『塗仏の宴 宴の始末』を前編の勢いのまま引き続き読みました。 前・後編で約2000頁…

【読書】グリム童話『死神の名づけ親(第二話)』

『完訳グリム童話集(二)金田鬼一訳』その46 『死神の名付け親(第二話)』 【あらすじ(要約)】 貧しい男に息子が生まれましたが、ひどい貧乏なので名づけ親が見つかりません。 通りがかりの人が承知してくれるかもしれないと、大通りへ腰を下ろしました。…

【読書】グリム童話『死神の名づけ親(第一話)』

『完訳グリム童話集(二)金田鬼一訳』その45 『死神の名づけ親(第一話)〈KHM44〉』 【あらすじ(要約)】 貧しい男に12人の子供がいました。 その子供たちにパンを食べさせるために昼も夜もなく働き続けました。 そこへ13人目の子供ができ、一番はじめに…