2025-11-01から1ヶ月間の記事一覧
【あらすじ&ひとりごと】 今回読んだのは、窪美澄さんの小説『夜空に浮かぶ欠けた月たち』(2023) 東京の片隅を舞台に様々な心に傷を抱えた人たちが少しずつ救われていく物語です。 六篇からなる連作短編集で「キャンベルのスープ缶」「パイプを持つ少年」…
【あらすじ&ひとりごと】 今回読んだのは、中脇初枝さんの小説『天までのぼれ』 実在した土佐の女性・楠瀬喜多(袈裟丸喜多)をモデルにした歴史小説です。 中脇さんといえば児童文学のイメージ。これまで『世界の果てのこどもたち』『きみはいい子』『私を…
『完訳グリム童話集(二)金田鬼一訳』その57 『雪白姫〈KHM53〉』 あらすじ(要約) 昔、冬のさなかでした。どこかの国のお妃が針仕事をしていました。針で指を刺して、血が雪の中に垂れました。美しかったので「雪のように白く、血のように赤く、窓枠の木…
【あらすじ&ひとりごと】 今回読んだのは、中山七里さんの小説『連続殺人鬼カエル男 完結編』 『連続殺人鬼カエル男』『連続殺人鬼カエル男ふたたび』に続く完結編。 シリーズを通して衝撃的な展開と、刑法第39条(心身喪失・心身耗弱)にかかる社会派をテ…
【あらすじ&ひとりごと】 今回読んだのは、水墨画家でもある砥上裕將さんの小説『一線の湖』 『線は、僕を描く』の続編であり、水墨画を通して、主人公・青山霜介の成長と葛藤を描いた作品です。 大学3年生となった青山霜介は、水墨画家としての道を歩みつ…
『完訳グリム童話集(二)金田鬼一訳』その56 『つぐみのひげの王さま〈KHM52〉』 あらすじ(要約) どこかの王様が、姫をもっていました。姫は美人ですが、気位が高く威張っていて、嫁にほしいと言っても相手にしませんでした。一人ひとりに肘鉄砲を食わせ…