ふでモグラの気ままな日常

読書をこよなく好む早期退職した元公務員が、読んだ本の紹介を中心に、日頃気づいたことや感じたことなどについて、気ままにひとりごとを発信する雑記ブログ

2026-01-01から1ヶ月間の記事一覧

【読書】金子玲介『死んだ山田と教室』ー 笑っているうちに胸が締めつけられる青春小説 ー

【あらすじ&ひとりごと】 今回読んだのは、金子玲介さんの小説『死んだ山田と教室』(2024) 奇想的な設定ですが、まっすぐに高校生の青春の”熱量”を描いた作品。 奇想を通じて、「生きる意味」「時間の儚さ」を考えさせられる一冊でした。 クラスの人気者…

【読書】グリム童話『ハンスばか』

『完訳グリム童話集(二)金田鬼一訳』その60 『ハンスばか』 あらすじ(要約) 昔、あるところに王様がいました。一人子の姫と不自由なく暮らしていました。 ところが、急に姫が子どもを一人産み、誰が父親なのかわかりません。王様は途方に暮れましたが、…

【読書】織守きょうや『彼女はそこにいる』ー幽霊じゃない “何か” がここにいるー

【あらすじ&ひとりごと】 今回読んだのは、織守きょうやさんの小説『彼女はそこにいる』(2023) ホラーとミステリの境界にあるような余韻。怖さだけじゃない、人の心に残る”執着”と、人がいるのに心だけがいないという”不在”を感じる物語ですね。 短期間で…

【読書】彩瀬まる『嵐をこえて会いに行く』― 会いに行くという選択の大切さ ―

【あらすじ&ひとりごと】 今回読んだのは、彩瀬まるさんの小説『嵐をこえて会いに行く』(2025) 彩瀬さんの小説は初めてですが、読み終えたあと、日常的にある人の心の小さな揺れを丁寧に描いた、とても魅力的な作品だなと思いました。 『嵐をこえて会いに…

【読書】グリム童話『ながい鼻』

『完訳グリム童話集(二)金田鬼一訳』その59 『ながい鼻』 あらすじ(要約) 昔、お暇の出たおじいさんの兵隊三人がいました。恩給もいただかずにお払い箱になったので、乞食でもしなければ生きる道がありませんでした。 三人は森の中へ入り、日が暮れたの…

【読書】呉 勝浩『法廷占拠 爆弾2』―『爆弾』は終わらない

【あらすじ&ひとりごと】 今回読んだのは、呉勝浩さんの『法廷占拠 爆弾2』 前作『爆弾』で強烈な印象を残したスズキタゴサク。その続編です。 fudemogura.com 今回の舞台は「法廷」です。しかも五回目の公判の最中に起きる占拠事件という、閉ざされた空間…

【読書】大島清昭『最恐の幽霊屋敷』読後に尾を引く不快感と恐怖心

【あらすじ&ひとりごと】 今回読んだのは、大島清昭さんの小説『最恐の幽霊屋敷』 心霊現象、ホラー、いやミステリーか、やっぱりホラーだ、みたいな揺さぶられ感が止まらない事故物件ホラー。まるで映像を見てるようでした。 探偵・獏田夢久は、不動産管理…

【ひとりごと】🎍2026年 元日 ― 穏やかな朝、初日の出と初詣

あけましておめでとうございます。 2026年の元日。 今朝は6時53分に昇る初日の出を拝もうと、渡良瀬川にかかる橋まで足を運びました。 風もほとんどなく、早朝とは思えないほど静かで、どこか暖かさを感じる朝でした。 あいにく東の空に雲がかかって…