2026-04-01から1ヶ月間の記事一覧
ようやく母の葬儀が無事に終わった。旅立ってから5日目の今日。 昨年末に病気がわかったときは、高齢でもあったので、もう少しゆっくり時間が流れていくだろうと思っていたけど、その時間は思いのほか、はやく過ぎていった。 母の希望どおり、家族だけで静か…
【あらすじ&ひとりごと】 今回読んだのは、坂本湾さんの文藝賞受賞作『BOXBOXBOXBOX』(2025) 読後にじわじわと不気味さが広がる、印象的な作品ですね。 タモリさんの「世にも奇妙な物語」のような日常の裏側が崩れる感覚があります。 薄霧の立ち込める宅…
【あらすじ&ひとりごと】 今回読んだのは、塩田武士さんの小説『存在のすべてを』(2023) 1991年に神奈川県で起きた「二児同時誘拐事件」を起点に30年後の現在につながる長編小説です。 読み終えたあと、ずっと頭の中で問いが残り続けるような感覚。感想を…
『完訳グリム童話集(二)金田鬼一訳』その66 『たのもしい名づけ親のすずめの話』 あらすじ(要約) 昔、牝の鹿がいました。子どもを産んで狐を名づけ親に頼みました。すると、狐は雀にも来てくれと言いました。雀は友達の飼い犬も呼びたいと言い出しました…
【あらすじ&ひとりごと】 今回読んだのは、清水晴木さんの小説『分岐駅まほろし』(2022) 分岐駅まほろしは、人生の「もしも」に心を残した人々が迷い込む不思議な駅を舞台にした五話からなる物語です。 ①もしもあの時、告白をしていたら ②もしもあの時、…
【あらすじ&ひとりごと】 今回読んだのは、佐藤究さんの小説『幽玄F』(2023) 戦闘機に魅せられ、「飛ぶこと」そのものに人生を捧げた一人の男の軌跡を描いた作品です。 易永 透は幼い頃から空に強い憧れを抱き、高校生のときに友人と三沢基地航空祭を見…