ふでモグラの気ままな日常

読書をこよなく好む早期退職した元公務員が、読んだ本の紹介を中心に、日頃気づいたことや感じたことなどについて、気ままにひとりごとを発信する雑記ブログ

2021年10月3日の読売新聞(朝刊)「編集手帳」を読んで

 読売新聞の「編集手帳に掲載された内容です。

 10月から土曜日の手紙やはがきの郵便配達がなくなったそうです。郵便局の働き方改革とのこと。

 『手紙は人によって紡がれ、人の手を伝って待ち人へ至る』

 この記事の一文を紹介すると、『松山市の高校3年、山本梨菜さんが6歳の誕生日にもらった手紙にも、母の文字で<いつまでもあいしてるからね>とあった。

 母は半年前に病死していた。 ~ それからも誕生日のたびに手紙は届く。成長に合わせて漢字が増え、進路に迷う15歳は<道が沢山あるけど、一度しかない人生を大切に>だった。一人娘が20歳になる日まで毎年届けてほしい。

 生前、母が弁護士に15通を託していた。山本さんは手紙に導かれるように生きてきたと言う。数え切れぬほど母の文字を確かめたのだろう』

 この記事を読み、朝から胸が熱くなりました。

 わが子の成長を思い続ける気持ちと、数え切れぬほど母の文字を確かめたという、その互いの思いに心が締め付けられました。