住野よる氏のデビュー作となる大ベストセラー作品です。
主人公「僕」は、小説が好きで、友人や恋人などの関わりを必要としない。
人間関係を自己完結する人間である。
ある日、「共病文庫」というタイトルの本を偶然病院で拾う。
それは、クラスメイトの山内桜良が綴る秘密の日記帳で、膵臓の病気により余命が長くないことが書かれ、「僕」が、桜良の病気を知る家族以外の人間となる。
明るい桜良に「死ぬ前にやりたいこと」を付き合っていくうち、「僕」はしだいに変わっていく。
最後のメールの行方とこの本のタイトルに涙が出ます。
日々を大切に生きていかなければいけないと考えさせられます。
住野作品でまず読んでほしいです。