ふでモグラの気ままな日常

読書をこよなく好む早期退職した元公務員が、読んだ本の紹介を中心に、日頃気づいたことや感じたことなどについて、気ままにひとりごとを発信する雑記ブログ

【読書】『ラプラスの魔女』 東野圭吾 著

【あらすじ&ひとりごと】

 

 東野圭吾さんの作家デビュー30周年記念作品です。

 櫻井翔さん主演で映画化されました。

 

 温泉地で発生した2件の硫化水素中毒事故から解き明かすミステリー。

 

 遠く離れた2つの温泉地で硫化水素による死亡事故が発生し、研究者である大学教授の青江は、検証に赴いた際、双方の現場で謎の娘・円華を目撃する。

 

 円華には不思議な力が備わっていると疑い始める。

 

 科学の進歩と人が幸せになるバランスをミステリーの中に見出し、人として考えさせられるメッセージが本作からも感じることができました。

 

 科学が進んで計算によって未来を予測できるのであれば、こんな楽なことはないけど、果たして人が人らしく生きる感情、愛情などが薄らぐことはないのか。

 

 読後にそんなことを考えていると、なんとなく頭の中がモヤっとした、自分の中だけで消化不良のような感覚が残りました。

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KADOKAWA(2015)