【あらすじ&ひとりごと】
今回読んだのは、大島清昭さんの小説『最恐の幽霊屋敷』
心霊現象、ホラー、いやミステリーか、やっぱりホラーだ、みたいな揺さぶられ感が止まらない事故物件ホラー。まるで映像を見てるようでした。
探偵・獏田夢久は、不動産管理会社を経営する大学時代の同級生・尾形琳太郎から、自社が管理する物件で起こった過去の事件について調査してほしいと依頼される。
それは幽霊屋敷で、事故物件とはいっても変わっていて、家主が「最恐の幽霊屋敷」という触れ込みで、“出る”ことを売りにして借り手を募集しているという。
その屋敷はかつて、壺を使って悪霊を封じ込める霊能者・朽城キイの屋敷だった。
キイは何者かによってその壺で撲殺され、封印された悪霊たちはその壺から解き放たれ、屋敷は禍々しい霊現象が起こり続ける。入居者は次々と死に、何人もの霊能者が除霊を試みるも彼らもまた死を遂げる。
物語は、過去の入居者の証言、オカルトライター、心霊番組スタッフなどの視点から描かれ、悪霊となって「壺」に封印されたという過去の事件が明らかになり、その真実が見えてくる。
読みながら映像作品のワンシーンを浮かび上がらせるような臨場感でした。読んでいる最中も何かに見られているような感覚、紙の小説なのに映像のように頭に再生されるよう。
読後にずっと尾を引く不快感と恐怖心。この作品の底知れなさですね。
結末では、“救われない”というところがこの小説の真価があるのかな。
読後の暗さ、後味の悪さ、不安感。それらの余韻が残るからこそ最恐の忘れられない一冊になるのでしょうね。
私はそもそも心霊物が大好物で、宜保愛子さんや下ヨシ子さんなど、霊能者が出演する番組は必ず観ていました。
最近こそ番組は減りましたが、稲垣吾郎さんの「本当にあった怖い話」や、「最恐映像ノンストップ」、「真夏の怪奇ファイル」など、録画して観るほど好きなんです。
でも、あくまでメディアで楽しむだけで、興味本位で廃墟などの心霊スポットには絶対にいきませんね。おみやげをもらってきそうだし。
最近では、安価で購入・賃貸できるため、事故物件に入居する人も少なくないとか。
皆さんはどうですか。心霊現象は好きですか。
しばらく扉の外の物音や玄関チャイムには敏感になりそう。
季節はずれですが、皆さんいかがですか。
