ふでモグラの気ままな日常

読書をこよなく好む早期退職した元公務員が、読んだ本の紹介を中心に、日頃気づいたことや感じたことなどについて、気ままにひとりごとを発信する雑記ブログ

【読書】『ツバキ文具店』『キラキラ共和国』 小川 糸 著

【あらすじ&ひとりごと】

 

 小川糸さんの作品を初めて読みました。

 

 本作は、多部未華子さんの主演でドラマ化されたでしょうか。(確かNHKだったような⁉)

 

『ツバキ文具店』

 鎌倉を舞台とした物語です。

 

 小さな古い文房具屋さんの「ツバキ文具店」を経営し、あらゆる代書の依頼を請け負う女性の物語です。

 

 店先で主人の鳩子が手紙の代書や祝儀袋の名前書き、絶縁状など、あらゆることを文字にしてくれます。

 

 言いたかったけど言えなかった、ありがとうやごめんなさい。

 

 伝えられなかった大切な人への思いを、あなたに代わってお届けする。

 

 とても素敵な仕事だなと思いました。

 

 やさしさが伝わる物語です。

 

 

『キラキラ共和国』

 『ツバキ文具店』の続編です。

 

 ツバキ文具店は相変わらずほのぼのと、客の来訪を待っています。

 

 今作も個性的でいい人ばかりの周囲の友人たちと、支え、支えられながら生活する、人の温かさがうれしいです。

 

 その中で、中心となるのは、母になり、家族を持った鳩子(主人公)の心の模様が描かれます。

 

 妻として母として成長していく姿が微笑ましく感じました。

 

 心が温かくなる作品です。

f:id:fudemogura:20220125215916j:plain

幻冬舎(2016)(2017)