【あらすじ&ひとりごと】
小川糸さんの作品を初めて読みました。
本作は、多部未華子さんの主演でドラマ化されたでしょうか。(確かNHKだったような⁉)
『ツバキ文具店』
鎌倉を舞台とした物語です。
小さな古い文房具屋さんの「ツバキ文具店」を経営し、あらゆる代書の依頼を請け負う女性の物語です。
店先で主人の鳩子が手紙の代書や祝儀袋の名前書き、絶縁状など、あらゆることを文字にしてくれます。
言いたかったけど言えなかった、ありがとうやごめんなさい。
伝えられなかった大切な人への思いを、あなたに代わってお届けする。
とても素敵な仕事だなと思いました。
やさしさが伝わる物語です。
『キラキラ共和国』
『ツバキ文具店』の続編です。
ツバキ文具店は相変わらずほのぼのと、客の来訪を待っています。
今作も個性的でいい人ばかりの周囲の友人たちと、支え、支えられながら生活する、人の温かさがうれしいです。
その中で、中心となるのは、母になり、家族を持った鳩子(主人公)の心の模様が描かれます。
妻として母として成長していく姿が微笑ましく感じました。
心が温かくなる作品です。