ふでモグラの気ままな日常

読書をこよなく好む早期退職した元公務員が、読んだ本の紹介を中心に、日頃気づいたことや感じたことなどについて、気ままにひとりごとを発信する雑記ブログ

【読書】『虚ろな十字架』 東野圭吾 著

【あらすじ&ひとりごと】

 

 映画化された作品です。

 

 過去の事件からやり直すため、脱サラし、ペット葬儀屋を営む中原。

 

 そこに中原とは旧知である刑事・佐山に、中原の別れた妻・小夜子が何者かに殺されたと告げられる。

 

 中原と小夜子は、かつて幼い娘を殺された被害者であり、佐山はその事件当時の捜査担当者だった。

 

 子を殺されたら、犯人に何を望みますか。

 遺族にとっては、「死刑」以外の刑は、「刑」「償い」とは言えないのでしょう。

 

 人である以上、「総論」と「各論」はいつまでも平行線なのかもしれません。

 

 罪を償うとはどうすればよいのか、どうすれば家族は救われるのか。

 

 昨今の報道からも考えさせられます。

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