ふでモグラの気ままな日常

読書をこよなく好む早期退職した元公務員が、読んだ本の紹介を中心に、日頃気づいたことや感じたことなどについて、気ままにひとりごとを発信する雑記ブログ

【読書】『よるのばけもの』 住野よる 著

【あらすじ&ひとりごと】

 

 中学生の「僕」は、夜になると化け物になる。

 

 それは突然、深夜にやってくる。

 

 ある日、化け物になった「僕」は、夜の校舎に侵入した。

 

 だれもいないと思っていた教室に、いじめを受けているクラスメイトの矢野さん(女子)がなぜかいる。

 

 社会では、たいていの人が表と裏を上手に使い分けて生きていると思います。

 

 中学生という狭い社会の中でも同様に、見て見ぬふりをしたり、自分を殺し、弱い者は強い者に従い合わせる、時代が変わってもいつでもあるような気がします。

 

 「化け物になる」とは、そういう意味だったのかと気付かされます。

 

 真っ直ぐな気持ちをもって生きたいです。

 

 ぜひ中学生に読んでほしい作品です。

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双葉社 2016.12月発行