【あらすじ&ひとりごと】
中学生の「僕」は、夜になると化け物になる。
それは突然、深夜にやってくる。
ある日、化け物になった「僕」は、夜の校舎に侵入した。
だれもいないと思っていた教室に、いじめを受けているクラスメイトの矢野さん(女子)がなぜかいる。
社会では、たいていの人が表と裏を上手に使い分けて生きていると思います。
中学生という狭い社会の中でも同様に、見て見ぬふりをしたり、自分を殺し、弱い者は強い者に従い合わせる、時代が変わってもいつでもあるような気がします。
「化け物になる」とは、そういう意味だったのかと気付かされます。
真っ直ぐな気持ちをもって生きたいです。
ぜひ中学生に読んでほしい作品です。