ようやく母の葬儀が無事に終わった。旅立ってから5日目の今日。
昨年末に病気がわかったときは、高齢でもあったので、もう少しゆっくり時間が流れていくだろうと思っていたけど、その時間は思いのほか、はやく過ぎていった。
母の希望どおり、家族だけで静かに見送った葬儀。親戚や友人には知らせていないので、きっと今も元気に暮らしていると思っているかもしれない。それもまた母らしい。
一日を終えて家に戻ると、そこにいるのは母の姿ではなく、小さく軽くなった母。
嬉しそうに遺影の母が笑っている。
ちょっとしたことで食べさせ損ねた鰻と手巻き寿司を用意して、ゆっくり語りかけて母に届けたいと思う。
