【あらすじ＆ひとりごと】 今回は伊岡瞬さんの『仮面』。 何の後ろ盾もない無名の人間が、過去や自身を消す仮面をかぶり手を染めながら、頂点へと近づいたとき、些細なことからその仮面にヒビが入って、一気に崩壊していくミステリ。 作家・評論家としてテレ…

【あらすじ&ひとりごと】 伊岡瞬さんの作品を読むのは『奔流の海』に続いて２作品目ですが、とても読みやすい文章で、サクサク読みながらもストーリー展開が頭にスルスル入ってくる心地良さがあります。事件に迫ってくると、もう一気読み必至。 本作は、一見…

【あらすじ&ひとりごと】 伊岡瞬さんの作品を初めて読みました。 『奔流の海』、タイトルからとても不穏な雰囲気を感じながら手に取りましたが、悲しい運命に抗って、その苦しみの中に必ず存在するであろう希望を求め、そして現実から逃げない強い意志を持ち…