2022-06-01から1ヶ月間の記事一覧
朝日文庫(2016) 【あらすじ&ひとりごと】 森見登美彦さんの作品は初読みです。 ファンタジー作家さんであることだけは知っていました。読後に本書について調べてみたら、各作品に繋がりあって、本作品を読む前に『有頂天家族』『夜は短し歩けよ乙女』を読…
ポプラ社(2011) 【あらすじ&ひとりごと】 大島真寿美さんの『ピエタ』。 18世紀絢爛の水の都ヴェネツィアを舞台にした、とても美しい作品でした。 『ピエタ』というタイトルからは、ミケランジェロの彫刻像を私は最初に思い出す。 イタリア語で「哀れみ、…
『完訳グリム童話集(一)金田鬼一訳』その5 『夜うぐいすとめくらとかげの話』〈KHM6〉 【あらすじ&ひとりごと】 昔、目玉を一つずつしか持たない「夜うぐいす」と「めくらとかげ」が仲良く暮らしていました。 ある時、うぐいすは婚礼に呼ばれますが、自…
【あらすじ&ひとりごと】 小野寺史宜さんの本を初めて読みましたが、とても素敵な作品でした。 先行き不安で悲しい現実を突きつけられているのに、なぜかニンマリと微笑ましくストーリーが進んでいく。 鳥取から上京し私大に進学した主人公・柏木聖輔20歳…
【あらすじ&ひとりごと】 芦沢央さんの本は初めてです。作風も知らず、予備知識もなく手にした本、『火のないところに煙は』。 本書はホラー作品なのか、怪談の実話なのか。 ストーリーは、小説新潮から作家(私)に「神楽坂を舞台にした怪談」の執筆依頼が…
『完訳グリム童話集(一)金田鬼一訳』その4 『狼と七ひきの子やぎ』<KHM5> 【あらすじ&ひとりごと】 お母さんやぎと7ひきの子やぎがいました。 ある日、お母さんやぎが森へ食べ物をとりにいくため、7ひきの子やぎを呼び寄せ言い聞かせました。 「お…
【あらすじ&ひとりごと】 窪美澄さんの10年程前の作品です。 先日、ある中古本の書店からの送信メールを見ていたら、書店ランキングされた過去の作品の記事があって、気になった作品10冊を購入しました。 そのうちの1冊がこの『晴天の迷いクジラ』。 窪さん…
光文社(2017) 【あらすじ&ひとりごと】 東野圭吾さんの九編からなる短編集です。一編がどれも30頁程度で、隙間の時間を利用して気軽に読むことができました。 東野さんのミステリーは、読み落としがないよう心して読まねばという意識を強く持ちます。 でも…