ふでモグラの気ままな日常

読書をこよなく好む早期退職した元公務員が、読んだ本の紹介を中心に、日頃気づいたことや感じたことなどについて、気ままにひとりごとを発信する雑記ブログ

【読書】『ミカエルの鼓動』柚月裕子 著

【あらすじ&ひとりごと】 柚月裕子さんの『ミカエルの鼓動』を読みました。 手術支援ロボットをめぐり、患者にとって医師とはどうあるべきか、医師の思いと患者の思い、命の意味を問う作品です。 北海道中央大学病院 循環器第二外科科長の心臓外科医・西條…

【読書】グリム童話『天国へ行ったしたてやさん』

『完訳グリム童話集(一)金田鬼一訳』その34 『天国へ行ったしたてやさん〈KHM35〉』 【あらすじ(要約)】 天気のいいある日、神様が天国の庭を散歩なさるので、使徒と聖者の方々をお供にお連れになったため、天国には聖ペートルス様しかいませんでした。 …

【日帰り旅】福島県いわき市へ

ゴールデンウィークが終わりましたね。10連休という方もいたのではないでしょうか。 休み明けの出勤、いやですね。一日が長い。遊びに出掛けるのと違って。 連休中、皆さんはどこかへお出掛けされましたか? どこに行っても混んでるし、道路は渋滞、連休中…

【読書】『荒地の家族』佐藤厚志 著

【あらすじ&ひとりごと】 佐藤厚志さんの芥川賞受賞作品『荒地の家族』を読みました。 あの3.11の東日本大震災から十年余、被災地に生きるひとりの男の悲しみや苦悩、毎日やるせない虚無感、焦燥感を淡々と描いた作品です。 宮城県亘理町が舞台で、東日…

【読書】『わたしが消える』佐野広実 著

【あらすじ&ひとりごと】 佐野広実さんの江戸川乱歩賞受賞作品『わたしが消える』を読みました。 佐野さんの作品は、以前一作品(『誰かがこの町で』)だけ読んだことがあり、テンポが軽快で読みやすくて、ストーリー展開が徐々に膨らんでいって頁が進むおも…