【あらすじ&ひとりごと】
辻村さんの作品が好きで、この作品のページを何気に目繰り返すと、最後まで読んでしまいました。
この本は、10年くらい前の作品で、吉川英治文学新人賞受賞作品、映画化にもなりました。
一生に一度だけ死者が望めば、願いを叶えてくれる「ツナグ(使者)」。
急死したアイドルが心の支えだったOL、亡くなった母に癌の告知ができなかった息子などなど、、、
心に後悔をもった人々が、偶然にツナグ(使者)と結び合い、仲介のもと生きる者と死んだ者が一夜のみ再会することができます。
誰もが伝えられなかったことがたくさんあると思います。
この世にいなくなってしまったからこそ、そう思うのかもしれません。
心の隅に染みわたっていく感動の物語です。
今、私なら誰と再会したいか。
最初に浮かんだのは、やはり父です。