【あらすじ&ひとりごと】
凪良ゆうさんの作品を読むのは2作目です。
はじめて読んだ作品が『流浪の月』で、心の動きを表現する文章に衝撃を受けました。
『一ヶ月後、小惑星が地球に衝突します』突然の人類滅亡の宣告。
学校でいじめを受ける江那友樹17歳、やくざの組長を殺した目力信士40歳、恋人から逃げ出した元ドヤンキーの友樹の母静香、友樹の同級生の美少女藤森雪絵。
自分の人生を思うように生きられずにいる4人が、世界が荒廃し、人類滅亡を前にして繋がりあい、どう生きていくのか。
毎日、何気なく過ごす中で、見過ごしてしまうことばかりだと思います。
人は命の残りを知ったときに大切なことに気付き始めるのでしょう。
「幸せ」について問う作品です。
滅びゆく運命の中で、最後は誰と過ごすのか。
やはり家族でしょうか。
自分の生き方を振り返ることができました。