【あらすじ&ひとりごと】
湊かなえさんの『山女日記』の続編、『残照の頂 続・山女日記』を読みました。
前作に続いて、主人公の女性が心に残る後悔や喪失感を山に癒され、希望を見出し人生を再生する。そんな登山と人生を重ねた物語です。
本作は四編からなる短編で、舞台となる山は「後立山連峰」、「北アルプス表銀座」、「立山・剱岳」、「武奈ヶ岳・安達太良山」です。
亡くなった夫に対して後悔を抱く女性と人生を迷うOL、思いが擦れ違う母娘、疎遠となってしまった友人など、それぞれが悩みや後悔を抱え山を登り癒され、心を浄化させていく。読後にニンマリと頬が緩む短編集でした。
迷いながらも一歩一歩、何があっても前を向いて確実に歩を進め、山を登っていく。人生もまた同様。
後退しても日々一歩でも前に進もうとする気持ちが大切ですね。そうすればきっと行くべき道が見えてくるはずです。
頂上から眺める景色は、格別でしょう。自分の抱えた悩みがこんなちっぽけなことだったのかと思えるほどに。まずは一歩を踏み出すことですね。