【あらすじ&ひとりごと】
『桜風堂ものがたり』『星をつなぐ手』に続くシリーズ最新作の『桜風堂夢ものがたり』です。
主人公の月原一整を取り巻くひとりひとりの物語を綴る四話からなるオムニバスになっています。
今作品は、田舎町にある書店で店長として働く一整のその後のストーリーではなく、シリーズ作品に登場する人たちが、一整に会うため桜風堂書店へと向かう峠道で不思議な奇跡に出会うファンタジーな物語です。
それは、会いたいけれど会えない誰かに会えたりする奇跡。
なんとなく、『コーヒーが冷めないうちに』のようかな。(再読したくなりました)
シリーズも長くなるとどうかと思うけど、一整とそこに取り巻く人たちのその後は気になりますね。もう一度続編を期待するところです。
今回も書店、本を大切に思う人たちのやさしさに溢れた物語でした。